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July 30, 2006

『神官は王に愛される』プチ感想

やっと聴けました。

事前に原作小説を読んでいましたが、細かいところはすっかり忘れていて「大筋」が頭に残っていただけ。「あのシーンはどう表現されているのか」という思いもなく、何の期待も予想もなく聴き始めました。千葉さん演じる神官冴紗の声は、第一声では「低い?」と思いましたが、それは本当に一瞬だけで、その後は全く気になりませんでした。やはり小説を読んでいる時点から「脳内変換」で千葉さんの声だったというのもありますね。切ない気持ちがびしびし伝わってきました。
まず、収録時間ですが77分という長さですが、普通は途中で休憩入れないと私は聴けません。ところがこの作品は内容がシリアスなのにも関わらず、すーっと聴けました。出てくる固有名詞なんかはいくら原作を読んでいても、ストーリーテラーが説明をつけてくれても分かりづらいものばかり。それなのに特にひっかからず聴くことができました。脚本や演出がいいということでしょうか?

肝心の中井さんの声のことですが...「若い自由奔放な精神の持ち主である」国王という役柄を見事に演じきっています。王と言ってもまだ23歳ですから貫禄とかが出てはいけません。そういうところも表現されていたと思います。冴紗に「恋焦がれて」「狂い死に」しそうだという王の気持ちが痛いほど伝わってきました。

演劇でやって欲しい内容です。演劇で直に芝居を見たら...絶対泣きますよね!(CDや小説では残念ながらもうちょっとのところで泣けませんでした)

それにしても「冴紗様」って本当に声優泣かせな単語ですね!ラジオパスコレでの「収録現場インタビュー」でも皆さん仰ってましたね。CDにはフリートークがなかったのが残念ですがもう収録する容量がなかったのではないでしょうか。その代わりとして私はこの「インタビュー」を録音した物をCDの内容と一緒にPCで「再生リスト」として保存しています。

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